植物進化生態学 研究室
海洋バイオシステム研究センター(鴨川市)

研究代表者
教授 富樫辰也

研究内容

「配偶子の異型性の進化機構の解明」

異型配偶は、生物に形態的・行動的な性的二型を進化させる。小型で多数生産される精子は、大型で少数しか生産できない卵をめぐって競争する。これが性淘汰を引き起こし、この競争を有利にする形質が選択されてきた。従って、異型配偶の進化機構を解明することは、非対称な性が進化した理由を理解するうえで欠かすことができない。我々は、この進化生物学における最も重要な課題の一つと言える研究テーマを中心に据え、海産の緑色藻類の有利性を活かして以下のような多角的なアプローチを戦略的に展開している。

  1. 進化モデルによる理論研究
  2. 理論研究を検証するための実証研究
  3. 分子レベルのメカニズムの解明

これらの研究は、北海道大学、静岡大学をはじめとする日本国内の研究機関に所属する研究者たちの協力のみならず、英国、米国、オランダをはじめとする海外の研究者たちからの協力も得ながら推進している。研究には、科学研究費補助金ならびに科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業(さきがけ)などからの支援を受けてきた。